Kindle update Version 2.5.2 とその関係のいろいろ大変だったこと
2.5系の update って、いろいろメリットがありそうで、なんとかしようと思っていたのだが、日本語表示関係の hacks が、整っていなかったこともあり、保留していた。しかし、本当にありがたいことに、大変便利な hacks が完成したので、インストールしてみた。結局、成功したのだが、その過程でいろいろとトラブルがあり、二晩(この記事を書いた時間も入れれば、三晩か)ほど半徹夜状態であった。とほほ。以下、その顛末と備忘録。
ほんとにほんとに、有り難いことなのだが、満を持して、Ichinomoto さんが Kindle 2.5.2 対応のフォントハックを公開してくださっている。感謝感謝。
さて、Ichinomoto さんの記事「kindle 2.5系 JailBreakとフォントハック対応」にしたがって、まずは、あまり持ち歩かない Kindle DX (国際版)(以下 kdi と略)の方にインストールしてみた。こちらの方は、あまりたくさんのハックをインストールしていなかったということもあり、特に問題なくインストールできた。
これに気を良くした私は、Kindle 2 (国際版) (以下、k2i と略) の方にもフォントハックをインストールを試みた。これが、ハマりにハマった。その原因は一言で言えば、私のズボラな性格だ。いろいろなハックをインストールしてあったのだが、どのハックをインストールしていたのかちゃんと記録を取っておかなかったため、正式版のアップデートがうまく行かなかったのだ。
アップデートしようとすると、"the update was not successful" というエラーメッセージが Kindle の画面に表示され、再起動してしてしまう。
結論から言うと、PDF ファイルを Kindle 単体でダウンロードするハック(例えば、Ichinomoto さんの記事)のために、/opt/amazon/ebook/config/netfront.ini というファイルをたぶん vi で直接書き換えていたのだが、これが悪かった。Kindle の正式版のアップデートでは、各種ファイルのchecksum をチェックしているようで、書き換えたファイルもそのチェック対象だったのだ。
まず、第一に、このこと(netfront.ini が問題だということ)に気がつくまで、時間がかかった。そもそも、アップデートがうまく行かない時は、;debugOn して、;dumpMessages してみると良いということのようだ。;dumpMessages すると、Kindle の documents フォルダにログファイルが出力される。このファイルを調べれば、トラブルの原因がつかめることがあるようだ。
今回の場合は、次の一行が注目すべき問題点。
ota_install: C def:patch:patchinfo="/opt/amazon/ebook/config/netfront.ini":checksum failure
さて、このことが分かれば、後はこのファイルを書き換えればよいわけだ。
そこで、活躍するのが、anti-bunchin ハックだ。anti-bunchin して、USBでつないだ母船(MacBook Pro)から telnet すれば、kindle の内部の unix 的なものをいじることができるのだ。ここでもハマる。まず、タイミングが悪いと /mnt/us/ 以下などが見えない。それから、mntroot rw という呪文を唱えないと、ファイルを書き換えられない。などなど。
まあ、無事、netfront.ini を書き換えて(実際は、/mnt/us/netfront.ini をコピー (cp) しておいて、それは、母艦に USB storage にしておいた Kindle で書き換えておいて、それを使ってファイルを置き換えた)、Update してみたところうまく行った。
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