電車で小学生に席を譲られた。初めての体験。
仕事からの帰り。午後5時。まだ、帰宅のラッシュには早い時刻なのか、電車の中は比較的すいていた。とはいえ、座席はほぼ満席。必要以上に足を広げて座るオヤジや荷物を自分の脇に置いているオバサンなどがいるために、7人がけのはずなのに6人しか座れていないところもちらほら。
そんななか私は、つり革につかまり立っていた。すると不意に肩をトントンと叩かれた。振り返ると制服を着た小学生の男の子(高学年)が「次の駅で降りるので、座ってください」と元気に礼儀正しくハキハキと言うではないか。
「私も乗り物で座席を譲られてしまうような年齢になってしまったということか」とうれしいような悲しいような気分。で、とっさに、「大丈夫です」ということばが口から出てしまった。でも、このことばを発しながら、頭の中では、「勇気を出して、声をかけてくれたんだから、座ってあげれば良かったな」と後悔していた。
数秒後、その席に目をやると若い女性が座っていた。
まだ、40代なのに。いや、もうすぐ50代ということなのか?
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